2013年08月25日

オペラ「こどもと魔法」「スペインの時」

8月25日(日)@まつもと市民芸術館・主ホール
http://www.saito-kinen.com/j/program/opera/
オペラ「こどもと魔法」「スペインの時」

▲オペラ「こどもと魔法」「スペインの時」@まつもと市民芸術館▲

趣の異なる2本立てはグラインドボーン音楽祭との共同制作。

6月のチケット販売開始日にチケットが完売となり、
追加販売でようやく手に入れた席はオケピを俯瞰でみる『R2席』
歌舞伎「平成中村座」の小屋の「桜席」のよう。
http://ruoka.jp/?m=201206&cat=4

演奏が始まるまでのオケピの様子も楽しい♪
小澤のマネージャーがオケピへと水を運んでくると、みんなで拍手。
小澤が登場する前に「トン・トン・トン」とノックするのは、
「Toi toi toi」なのかなぁ???

「子どもと魔法」のアップライトピアノの音の変化にもビ・ッ・ク・リ!!
ピアノの音色とチェレスタもしくはチェンバロのような乾いた音と。。。
フツーに演奏しているはずなのにナゼ???
その謎を解明してくれたのは、こちらの大阪フィルのブログ
↓↓↓
http://osakaphil1947.blog66.fc2.com/blog-entry-702.html

SKF松本合唱団のうまさにも驚いた。
歌うだけでなく、しっかり役者になっている。
=継続・努力=
どの世界も共通だが、本当に努力しているんだと思う。

「こどもと魔法」はこどもへの教訓
そして。。。
「スペインの時」はおとなへの教訓

「こどもと魔法」のこども役と時計屋の「スペインの時」女房役
主演をつとめるイザベル・レナードの変わりようにビ・ッ・ク・リ!!

今までのサイトウ・キネンのオペラは正直、私Girasoleにはむずかしすぎ
今回はサイコー楽しいオペラで、青少年のためのオペラ初回の
『フィガロの結婚』を越えるくらいの楽しさだった。

でも笹野 高史の「赤い男」が観たいので、フィガロの再演も強く望む!!

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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タグ :オペラ松本


Posted by Girasole at 20:00 Comments( 1 ) コンサート

2013年08月24日

<Play meets Music>兵士の物語

8月24日(土)@まつもと市民芸術館・実験劇場
サイトウ・キネン・フェスティバル松本+まつもと市民芸術館共同制作
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」
http://www.saito-kinen.com/j/program/play/
<Play meets Music>兵士の物語


▲兵士の物語@まつもと市民芸術館・実験劇場▲

入口から怪しげな芝居小屋の雰囲気が漂う、串田ワールド全開。
撮影をしたけれど、スタッフに止められ画像は削除。残念。。。

ダンサー首藤康之が今回はセリフもあり、その甘い声に痺れる。
王女とのバ・ド・ドゥも華やかで、まだこの人は普通のクラシックバレエの全幕物の王子もできるのに。。。
と、いつも思う。

今さらながらに、首藤康之の渾身の『ボレロ』を、生で観たい。

あっ、首藤康之の感想しか書いてませんネ。
そのために行ったのですもの♪

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。



Posted by Girasole at 18:00 Comments( 0 ) 演劇

2013年08月15日

ballerines バレリーナ展

8月15日(金)@安曇野 ジャンセン美術館
http://www.musee-de-jansem.jp/exhibition/ballerines/
ballerines バレリーナ展

▲ballerines バレリーナ展@安曇野 ジャンセン美術館▲

森の中の佇まいは、まるで個人の別荘を訪れるような、かわいらしい美術館。

毎年恒例のようだが「ちびっコバレリーナ」
子どもたちが、バレエのチュチュを着て作品とともに記念撮影するイベントも。。。
http://www.musee-de-jansem.jp/blog/5724/
その撮影のようすも、じっと観察してしまった。

展示作品は、細い線で描かれたダンサーが華奢で美しい。
リハーサル風景の描写など、ダンサーの日常に入り込んでいるようすがうかがえる。

宮本三郎といいジャンセンといい、ダンサーたちに信頼され愛されていたのだろう。

常設展示の『王と女王の舞踏会(La noce de Balthazar)』
=人間は、もはやグロテスクな動物にしか過ぎず、顔を仮面に隠している=
みょうに説得力がある。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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Posted by Girasole at 23:24 Comments( 0 ) 展覧会

2013年08月09日

子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」

8月9日(金)@めぐろパーシモンホール
http://www.nbs.or.jp/stages/1308_sleepingbeauty/index.html
子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」

▲子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」@めぐろパーシモンホール▲

ぎりぎりまで悩んだが、上野水香のオーロラが観たかった。
子ども向けにぎゅっとコンパクトに構成されていて、
式典長:カタラビュット役の氷室 友がストーリーテラーとなり「物語」はすすむ。
昔、松本で観た、東京シティの子どもむけの『コッペリア』でも、
開演と同時に、舞台上のお姉さんに「みなさん、こんにちわぁ」とやられ、ビックリしたけれど、
こういう芝居がかった演出が「子どものためのバレエ」には必要なのだろうか。。。

でも、カタラビュットの休憩前のセリフ
「ただ今から、ステキな王子さまが現れるまでの100年間、休憩に入ります。
きっとみなさんには15分程度にしか感じられないと思いますが」
には、しびれた。

エンディングは、ファミリーミュージカル的な会場との一体感を演出。

客席はやはり、バレエを習っているであろう女の子&ママが圧倒的に多く、
私のような「上野水香を観に来ました」風なオトナが若干。
バレエは、小さな男の子にこそ観てほしいと思う。
そして男性ダンサーのかっこよさを知ってほしい。あこがれてほしい。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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タグ :バレエ東京


2013年08月07日

『八月納涼歌舞伎』第二部

『髪結新三 梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)』/『色彩間苅豆 かさね(いろもようちょっとかりまめ)』
8月7日(水)@歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2013/08/post_62.html
『八月納涼歌舞伎』第二部

▲『八月納涼歌舞伎』第二部@歌舞伎座▲

私Giraosoleは「歌舞伎」の中でも、庶民の暮らしぶりを題材とした「世話物」が好き。
おそらく、最初に観た歌舞伎が『夏祭浪速鑑』だったから。

<梅雨小袖昔八丈>
髪結新三=三津五郎
弥太五郎源七= 橋之助
下剃勝奴=勘九郎
白子屋娘お熊=児太郎
家主女房おかく=亀 蔵
車力善八=秀 調
加賀屋藤兵衛=家 橘
白子屋後家お常=萬次郎
家主長兵衛=彌十郎
手代忠七=扇 雀

亀蔵が演じる婆は、どの演目でも、青島幸男の「意地悪ばあさん」ぽくて、元気があっていい。
家主との小判を数えるやりとりが、「吉本新喜劇」的な感じで、なんともユーモラス。
家主役の彌十郎、twitterで
https://twitter.com/yajurobando
ずっとスイスの写真をアップしていたのに、フツーに舞台に立っているこのギャップ。。。

<色彩間苅豆>
かさね=福 助
与右衛門=橋之助
ドロドロ(怪奇もの)は、いかにも夏の演目。
成駒屋さんも大好きなおうち♪

きょうは、3階席だったので、回り舞台の動きが上からみえて、テンションがあがる。
客席でみているより、舞台裏のほうがどんなにドラマチックで魅力的かicon06
お茶子さんしたい!!

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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タグ :歌舞伎東京


Posted by Girasole at 21:00 Comments( 0 ) 歌舞伎

2013年08月04日

江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(後期)

8月4日(日)@江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H250708edonobinanshi.html
江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(後期)

▲江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(後期)&スライド・トーク@浮世絵 太田記念美術館▲

前期の展示に続いて、足を運ぶのは2回目。
今回のこの『江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男』は、それだけの価値があると
私、Girasoleの魂は感じています!!

展示室に入る前に、太田記念美術館主任学芸員 赤木 美智による「スライド・トーク」を聴く。

・この展示は当初、別の男性学芸員が企画していて、女性学芸員の私欲を満たすものではない。
・展示期間が夏休みにかかるので、過激なテーマの作品は前期にまとめ
比較的おとなしめの展示が後期にまとめられた。

などなど。。。作品解説以外にも、楽しいエピソード盛りだくさん!

【後期の展示のお気に入りの作品】
◎喜多川歌麿の「当世恋哥(歌)八契」
書物を読む若衆に「ねぇねぇ私をかまってよ」というように寄り添っている女。
現代におきかえたら、ネットやゲームに夢中な彼にまとわりつく女の子の感じ。

◎歌川豊国の「春の吉原」
いかにも金持ってる風のお客と一緒にいる花魁たちが、荷を担ぐ若い男にみんな視線を送っている。
現代におきかえたら、『佐川男子』www

◎「品川」の海が舞台の作品もいくつかあり、リゾート感がただよっていて心地いい。
現代の、湘南あたりの雰囲気なのかもしれない。

帰りはしっかりと、図録も購入。
私Girasoleは、この先何度もこの図録のページを開き、ほくそえむ。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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Posted by Girasole at 18:00 Comments( 0 ) 展覧会

2013年08月01日

山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展

8月1日(木)@横浜タカシマヤ
http://www.takashimaya.co.jp/yokohama/event/#os1827
山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展

▲山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展@横浜タカシマヤ▲


世田谷美術館でみたジオラマを、こんな短期間で、また見ることができた。

圧巻だったのは『三社祭』
お祭りの賑わいが、みごとに再現されている。
平成中村座で勘三郎が最期に演じた「め組辰五郎」
『神明恵和合取組(かみのめぐみわごうとりくみ)め組の喧嘩』を思いだす。
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/ookabuki/reporter/?paged=16
ちょうど三社祭当日は、中村座の小屋の中にまで、神輿を担いで入っていったんだよね。

他の作品も楽しい。
永井荷風があちこちに登場していて「ウォーリーを探せ」的な楽しみ方もある。

しかも!!山本 高樹 本人にサインまでもらってしまった!!!
山本 高樹サイン


Girasole:私は■■に住んでいるんですが、先生はどちらですか?
山本:僕は□□。(←わりと近く)
Girasole:こんど、工房におじゃましてもいいですか?
山本:ダメだよ!この前もおばさんたちが突然やってきて、大変だったんだから!
    ただ汚いだけだよ。
Girasole:そうなんですね、じゃああきらめます。ぺこり。

いやいや、あきらめません。
正当な手順をふんで、工房におじゃまします!

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。







Posted by Girasole at 23:57 Comments( 0 ) 展覧会

2013年08月01日

目黒シネマという『作品』

『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』ミュージカル映画2本立て
8月1日(木)@目黒シネマ
http://www.okura-movie.co.jp/meguro_cinema/
レ・ミゼラブル/オペラ座の怪人

▲レ・ミゼラブル/オペラ座の怪人@目黒シネマ▲

久々に元気な映画館にめぐりあえてうれしい。
さまざまな創意工夫がされている。

【2本立て】
いまどきめずらしい2本立てが、一般:1500円。
(※私は映画の日に行ったので2本で1000円!)

【自販機による発券と場内エスコート】
自販機による発券で人件費を削減。
座席は自由席だが、休憩時には空席をチェックして入場してきた客をエスコート
「オペラ座の怪人」の回には、劇場スタッフが仮面をつけて案内をする姿も
http://megurocinema.blog123.fc2.com/blog-entry-1843.html

【静音運動実施中】
館内での飲食は可能だが、音をたてないよう注意をうながしている。
たしかに、ガサゴソと袋をあける音は、どこの映画館に行っても気になる。

この館は、映画への「愛」に満ち溢れている。。。

【200円割引券】
入場の際、アンケートと一緒に配られるチラシには「200円割引券」が2枚ついている。
それでなくても1500円と安いのに。。。
しかも2枚というのがにくい。リピーターが増える。

ヴラボー!!

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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Posted by Girasole at 23:45 Comments( 0 ) 映画

2013年07月24日

江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(前期)

7月24日(水)@浮世絵 太田記念美術館
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H250708edonobinanshi.html
江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(前期)

▲江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(前期)@浮世絵 太田記念美術館▲

インターネットミュージアム
http://www.museum.or.jp/
の動画で鈴木春信の「桜」を偶然観て、大慌てで太田記念美術館へ。
ほとんどの展示が前期と後期とで、入替えになってしまうからだ。

江戸時代、こんな浮世絵を観て、みんなうっとりしていだんだろうなぁ。。。
描かれている美男子はもちろんのこと、そこに添えられている句も興味深い。

江戸時代に『当世風俗通』というスタイルブックのような本も出ていたというのだから、今も昔も本当にファッションとか恋愛とか、変わらないんだナァ。。。と感じる。

鈴木春信の「蚊帳の内外」
蚊帳の内の女/外の若衆
二人の気持ちには温度差が。。。
『猿猴捉月(えんこうそくげつ)』
分不相応な恋は身を滅ぼす

一つひとつの作品の背景=描写の背景&時代背景を、細かく観ていくと、時間がいくらあっても足りない。
後期の展示も楽しみだ。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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2013年07月21日

東京シティ・バレエ団創立45周年記念公演シリーズⅣ トリプル・ビル

7月21日(日)@ティアラこうとう大ホール
http://www.tokyocityballet.org/event/event63.html
東京シティ・バレエ団創立45周年記念公演シリーズⅣ トリプル・ビル

▲東京シティ・バレエ団創立45周年記念公演シリーズⅣ トリプル・ビル@ティアラこうとう▲

■第1部 「レ・シルフィード」
お約束の『白いバレエ』
コールドの質が高い、正統派のザ・クラシックバレエ。

■第2部
「マイ・セルフ」
舞台上に演奏者も一緒にあげてしまう演出
ピアノ演奏が、私の大好きな宮﨑あかね先生
私にとって、ビッグサプライズだった!!

「挽歌」
オープニングのBeatと照明が斬新
私の中では「秋」のイメージ
媚びることなく凛とした強さが印象的

■第3部
「ベートーヴェン交響曲第7番」
日本初演というだけあって、前評判&前日20日のSNSへの書き込みを見ても、評価は上々
私自身も、鳥肌が立った

ダンサーの運動量の多さ
『静止する』音の素晴らしさ
こちらも照明の使い方がみごと!

サイトウキネンフェスティバルでも、この演目、上演してほしい!!

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タグ :バレエ東京


2013年07月20日

戯曲リーディング◆アルベール・カミュ 『誤解』『正義の人びと』

7月20日(土)@シアタートラム
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/07/post_336.html
戯曲リーディング◆アルベール・カミュ 『誤解』『正義の人びと』

▲戯曲リーディング◆時代を築いた作家たち① アルベール・カミュ 『誤解』『正義の人びと』▲

初めてアルベール・カミュの作品に触れる。

『誤解』
『正義の人びと』
どちらも、人の死を題材とした作品。

私の想像では、カミュは日本が大好きで、「自決」に対し、強いあこがれを持っている。
しかし、ヨーロッパでの、宗教的な見地からみると、許されるものではなく、かなり周囲から異端視されていたに違いない。

個人的には、死生観に共感できる部分が、かなりあると感じたが。。。

役者が台本を手にしながらお芝居がすすむ『戯曲リーディング』
ある意味、受け手の想像力が掻き立てられ、感覚が研ぎ澄まされ、悪くはない。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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タグ :演劇


Posted by Girasole at 20:20 Comments( 0 ) 演劇

2013年07月17日

【Viva!イタリア】映画『最後のキス』

7月17日(水)@ヒューマントラストシネマ有楽町
http://www.vivaitaly-cinema.com/
【Viva!イタリア】映画『最後のキス』

▲【Viva!イタリア】映画『最後のキス』@ヒューマントラストシネマ有楽町▲


「日本語版字幕:山田 香苗」のオープニングの文字
私の現在のイタリア語の先生。
3本のイタリア映画『Viva!イタリア』の中から、たまたま選んだ1本が、先生の翻訳でうれしい。

ストーリーをひらたく言えば「あきらめの悪い大人とその家族のお話」
50歳の女は、夫と住む家を出て、かつての不倫相手のもとへと向かうが、あっさりと振られてしまう。
29歳の男は、恋人が妊娠しているにもかかわらず、18歳の女子高生と恋愛ごっこに夢中になる。

登場人物に、自分はもう若くはないと自覚させるために、鏡と写真が効果的に使われている。
みじめで、残酷で。。。なんとなく笑える。

一般的にイタリア人は軽いイメージだが、実際は保守的で家族を大切にする。
(と、この10年程、イタリア語を習いながら感じている)
この映画は、まさにそんなイタリア人の日常を映し出している。

エンディングは泣ける演出でも無いのに、なぜだか涙があふれる。
人生いろんなことがあるけど、それでも生きていく。。。

「珠玉のイタリア映画3本を一挙公開!!」 というキャッチコピーの『Viva!イタリア』
本当にいい作品だった。

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2013年07月12日

2013イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展

7月12日(金)@板橋区立美術館
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/schedule/now.html
2013イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展

▲2013イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展@板橋区立美術館▲

「絵本=子ども」 という概念は捨てたほうがいい。
むしろ、大人になって絵本をみると、レオ・レオニ 絵本のしごとを観たときも思ったが
奥深く、哲学を感じる

ボローニャ 国際絵本原画展は、絵本原画コンぺの入選作品による展覧会。
コンペに出展された作品の数々なので、強い情熱を感じる。
デザインとしても、表現手法としても、はっと驚かされるものがいくつかあり、
予想以上に大満足!!

日本人作家 喜多 木ノ実の描いた「ミネアポリス日本語補習校」は、
墨を使った新鮮な作品で、とてもお気に入り。
実際、喜多はミネソタ州セントポール市にある「ミネアポリス日本語補習校」の数学教師
▼ミネアポリス日本語補習校
http://www.minneapolisjapaneseschool.org/
▼喜多 木ノ実 Facebook
https://www.facebook.com/konomi.kita.5

展示室で流れているドキュメント映像の中で
イタリア語での会話に英語の字幕が付いていて、ちょっと苦笑い。。。

絵本作家 三浦 太郎がイタリア人編集者と「いつもはE-mailでやりとりをしている」
と言っていたが、映像ではイタリア語通訳が同席していた。
何語でメールをしているのだろう。。。?

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2013年07月07日

ネビュラプロジェクトプロデュース公演「シレンシオ」

7月7日(日)@東京芸術劇場 プレイハウス
http://www.nevula.co.jp/silenzio/
ネビュラプロジェクトプロデュース公演「シレンシオ」

▲ネビュラプロジェクトプロデュース公演「シレンシオ」@東京芸術劇場 プレイハウス▲

8月のサイトウキネン
http://www.saito-kinen.com/j/program/play/
まで待てず七夕に、首藤 康之に逢いにゆく。

小野寺 修二の演出は、一人のダンサーが踊る時の体重移動を、
複数のダンサーで体現しているような面白さがある。

今回出演した女優 原田 知世。
舞台に出てきた瞬間、他の2人の女性ダンサーとは筋肉量が違い、細く華奢だった。
だが、私の想像では、原田はもっと踊れる。彼女の踊りを、もっと観たかった。

首藤のあいかわらずしなやかな肢体に、うっとりとみとれてしまう。。。

そして、河合 ロンという男性ダンサーもとてもよかった。
彼のプロフィールをみると、バレエダンサーではなさそうだが、
首藤に負けないくらい、いい動きをしていた。
河合 ロンの今後が気になる。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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2013年07月06日

女優・踊り子・バレリーナ -宮本三郎が描いた女性たち

7月6日(土)@世田谷美術館文館 宮本三郎記念美術館
http://www.miyamotosaburo-annex.jp/exhibition.htm
女優・踊り子・バレリーナ -宮本三郎が描いた女性たち

▲女優・踊り子・バレリーナ -宮本三郎が描いた女性たち@宮本三郎記念美術館▲

きょうは世田谷美術館の小金沢学芸員によるギャラリートーク。
通常、ギャラリートークといえば、展示室を足早に進み、作品の前で解説を聞く。
だが、今回は小さな美術館&参加人数が少数がゆえに、長椅子に腰掛けながら、
時折、作品の方向にカラダの向きをかえながら、話しを聞くことができた。
ある意味、とても贅沢な時間。

宮本三郎の妻 文枝は、モデルとなった女性たちのコメントから察するに、
まるでマネージャーのような存在。
宮本がデッサンをする間、モデルと会話をし、彼女たちをリラックスさせていたようだ。
宮本の没後、文枝が作品の管理もしっかりとしていたらしい。

『踊り子』の強いまなざしに圧倒される。

『黒鳥』に限らず『バレリーナ』シリーズは、舞台袖の鏡・照明まで、描かれていて、
おそらく、バレエダンサーに密着し、舞台リハや本番も、舞台袖から見ていたと思う。
ロートレックやドガのように。

実際、描かれているダンサーたちの名前は記されていない。
どんな人物だったのか、とても気になる。

宮本が描がいた女性たちは、みんな魅力的。
私も宮本に描かれるような、いい女になりたい。

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2013年07月03日

レオ・レオニ 絵本のしごと

7月3日(水)@Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_lionni/index.html
レオ・レオニ 絵本のしごと

▲レオ・レオニ 絵本のしごと@Bunkamura ザ・ミュージアム▲

私は祖父という存在を知らない。
私が生まれたとき、すでに祖父は二人とも他界していた。

レオニのデビュー作、『あおくんときいろちゃん』は、汽車の旅で孫たちが退屈しないように、
持っていた雑誌を手でちぎって、即興のお話を聞かせたことから生まれたらしい。
レオニがおじいさんだったら、どんなにしあわせだろうと、うらやましく思い、
また、レオニ自身も、孫の存在があったからこそ、絵本作家としての成功を手に入れたのだとも思う。
そんな祖父と孫の関係を、私も構築したかった。

国語の教科書にも登場する「スイミー」
スイミーの映像は、本当に海の中にいるようで、
ここで一日のんびりと過ごしたいと思う。

レオニはイタリア トスカーナで夏を過ごし、
アメリカ ニューヨークで冬を過ごし。
あこがれの生活だ。

アコーデオンを奏でる彼のポートレイトもダンディで、好き。

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2013年07月01日

武雄市長が語る「本の森―武雄市図書館から見えること」

7月1日(月)@代官山T-SITE 1号館
http://tsite.jp/daikanyama/event/001948.html
武雄市長が語る「本の森―武雄市図書館から見えること」

▲武雄市長が語る「本の森―武雄市図書館から見えること」 @代官山T-SITE 1号館▲

Facebook、市立図書館運営の民間委託と、地方自治体でずっと気になっていた武雄市。
東京にいながら、樋渡啓祐(ひわたし けいすけ)武雄市長の話を聴けることがラッキー!

実際のトークは、とてもカジュアルな空気の中で進む。

武雄市図書館に中には、スターバックスもあり、蔦屋書店もある。
http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do
革命的な図書館だ。

この図書館がモデルとしたのは、今回の会場である 代官山T-SITE。
CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)へ、委託契約するまでの経緯を聴いているうちに、
武雄市図書館の改革以上に、CCCが代官山T-SITEをオープンさせたことのほうが、
はるかに冒険だった気がする。結果的には、両者とも大成功だが。。。
http://tsite.jp/daikanyama/store-service/tsutaya.html

CCCの代表取締役社長兼CEO 増田宗昭にも、ぜひ会ってみたい!!
http://www.ccc.co.jp/

樋渡の放ったコトバで印象に残ったのは
「100の理論より1つの実行」

まさにその通り。
机上で鬱々と考え込むより、外に出よう。行動しよう。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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Posted by Girasole at 23:45 Comments( 0 ) トークショー

2013年07月01日

映画『ローマでアモーレ』

7月1日(月)@Bunkamuraル・シネマ
http://romadeamore.jp/
映画『ローマでアモーレ』

▲映画『ローマでアモーレ』@Bunkamuraル・シネマ▲

イタリア語クラスの友人に「楽しかったよ」とすすめられ、ル・シネマへ。
イタリア人の気質を表す言葉に
「Mangiare(マンジャーレ)Cantare(カンターレ)Amore(アモーレ)」
という言葉があるが、まさにそれを具現化した映画。

外国人の日本に対するイメージが「サムライ」「ゲーシャ」であるように、
外国人=ウディ・アレンがイメージしたイタリアが描かれている。

コメディ映画でありながら、やはり背景となるローマの街並みはステキ。

個人的には、ホテルの強盗役のリカッド・スカマルチョが好き♪
彼が出演している他の作品も観てみたい。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

タグ :映画東京


Posted by Girasole at 18:00 Comments( 0 ) 映画

2013年06月07日

「杮葺落六月大歌舞伎」 第二部

「杮葺落六月大歌舞伎」 第二部

『壽曽我対面』『新古演劇十種の内 土蜘』
6月7日(金)@歌舞伎座
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2013/06/post_57.html

新開場から早くも2ヶ月が経過した歌舞伎座へ。
地階のおみやげ屋さんも小屋の中も、あいかわらず人が多い。

『壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』
-「所作」「足音」「食べ方」「話し方」が人の印象は左右する-
私はいつもそう思っているが、菊之助演じる「曽我 十郎」を観ていると、そのことは正しいと再認識できる。

「本当にこの人は菊之助なのか?」と、何度も配役表を見直す。
荒くれ者・品のなさを、みごとに演じ、海老蔵演じる弟 五郎が、いかにも五郎らしくみえる。

今さらながら、片岡 亀蔵と俳優 生瀬 勝久、二人は似てる…気がする
気のせいかな?


『新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)』
『土蜘』は、昨年2月、新橋演舞場での、中村勘太郎改め中村勘九郎披露公演と同じ演目。
新橋演舞場で勘三郎が演じていた番卒の役を、ここでは勘九郎が演じる。

新しくなった歌舞伎座で歌舞伎を観るのを、ずっと楽しみにしていたのに。。。
改めて勘三郎の不在を思い知らされ、喪失感に襲われる。
この舞台に立ちたかっただろうなぁ。。。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

タグ :歌舞伎東京


Posted by Girasole at 23:45 Comments( 0 ) 歌舞伎

2013年05月25日

萬KENBUN録 レトロ建築再生ギャラリー <ダイジェスト版>

世田谷美術館開催のイベント
『萬KENBUN録 レトロ建築再生ギャラリー <ダイジェスト版>』 に参加
5月25日(土)
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/event/past.html

【奥野ビル】
中央区銀座1-9-8(旧・銀座アパートメント)
★小さな画廊がまるで『レンタルボックス』のように集結している。
奥野ビル

【第二井上ビル】
中央区茅場町2-17(旧・セーラー万年筆本社)
★ギャラリーやオフィスが入居。1FのBarが気になる♪
第二井上ビル

【ラディウム・レントゲンヴェルケ】
中央区 日本橋馬喰町2-5-17(旧・繊維問屋倉庫)
★白で手直ししているので、一見、新しい建物のように見える。
http://www.roentgenwerke.com/
ラディウム・レントゲンヴェルケ

【ルーサイト・ギャラリー】
台東区柳橋1-28-8(旧・市丸住居)
★今回は外観のみ見学だった。次回はぜひ店内へ♪
http://lucite-gallery.com/
ルーサイト・ギャラリー

【ギャラリー・エフ】
台東区雷門2-19-18(旧「竹長」内蔵)
★東京大空襲で奇跡的にポツリと焼け残った蔵を再生
http://www.gallery-ef.com/
ギャラリー・エフ

★キュレーターのizumiさんが魅力的。
http://colta.jp/interview/int11.html
彼女にまた会いに行く。話しを聞きたい。

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『新しい』と『古い』は対義語なのに、なぜか共生している印象を、どの場所でも感じた。
『直しながら使う』というギャラリー・エフのizumiさんのコトバ。
建築物に対するのヨーロッパ的な価値観を感じる。

通常美術館で開催される展覧会でも、じっくりと作品鑑賞をすると、時間がかかり、かなり体力を消耗する。
今回は、中央区⇒台東区と『展示』が広範囲で、本当に体力勝負だったw

注1)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注2)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。


Posted by Girasole at 23:45 Comments( 0 ) セミナー・WS