2013年02月24日

NBAバレエ団公演『ディアギエフの夕べ』

※きょうは画像はありません。
2月24日(日)@ゆうぽうとホール
http://www.nbaballet.org/performance/index.html
演目:ル・カルナヴァル
    ポロヴェッツ人の踊り
    ショピニアーナ
    クレオパトラ

■ル・カルナヴァル
原田 貴子の蝶々
ものすごくテクニックがあるのにサラリとこなしてしまい、あっさりと袖に入ってしまったので、拍手のタイミングを逃した。
Brava!!

■ポロヴェッツ人の踊り
私の大好きな曲 『ダッタン人の踊り』<オペラ『イーゴリ公』
かつて、エレクトーンアンサンブル用に、数ヶ月間スコアと格闘した曲。

冒頭のオーボエの旋律はあまりにも有名だが、馬の群れが走り抜けるようなリズム感や、壮大な荒野をイメージするようなモチーフを、そのまま映像にしたような作品。
ダンサーみずからが「運動会のような」と表現するほどの運動量。
圧巻だった。

■ショピニアーナ
幕を使って奥行きを出した森の背景が美しく、ため息が出るバレエブラン。
まさに皆さんが思い描く 『THE バレエ』。

ショパンのピアノ曲もオケになるとこうなるのネェ。。。と、聴きほれてしまう。
21世紀の極東の地で、こうして自分の曲が上演されることを、ショパンは想像したであろうか。。。?

子どもの頃、ピアニスト中村 紘子がTVのピアノレッスン番組の中で、メンデルスゾーンの「狩りの歌」の指導をしているのを観た記憶がある。
『ここの四度の音はホルンの音なので、ホルンの音で弾きましょうね』と言ったのに対し、子どもの私は『ピアノでホルンの音は出ないヨ』と思った。
時が流れ、あらためて音楽と対峙すると、幼い自分を笑う。
今回の東京劇場管弦楽団の演奏を、子どもの私に聴かせたい。

■クレオパトラ
女は悪女がいい。

クレオパトラ役のエリザヴェータ・チェプラソワはじめ、女性ダンサーがポアントを履かずに踊っている。
なのに足の形が美しい。
プロなのだから当たり前なのだけれど、『さすが!』と思う瞬間。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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タグ :バレエ東京


2013年02月12日

映画 「その後のふたり」+辻仁成監督 × 江國香織トークショー

「その後のふたり」



「その後のふたり」公開記念・上映+辻 仁成監督 × 江國 香織トークショー
2月12日(火)@UPLINK FACTORY
http://atnd.org/event/sonogonofutari212/0

辻 仁成は脚本家としては「Hitonari」と名乗り、監督・演出家としては「Jinsei」と名乗る。
ダブルネームを使うと、2人分の人生を生きなくてはならない。2人分楽しく、2人分辛い。。。

昨年公開された、中山 美穂主演映画『新しい靴を買わなくちゃ』と対句のように、パリの街角が美しい作品。

『踊る』という行為は、やはり祈りだ。
バレエ以外の舞踊に、チャレンジしてみたくなる。

この作品の軸=坂井 真紀。
彼女、何歳になったのだろう???

♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪#♪

江國 香織とのトークショーでは『冷静と情熱のあいだ』の朗読。
互いの文体・リズムがあっていたという。

辻の描く順正を思うと、胸が締め付けられる。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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Posted by Girasole at 23:45 Comments( 0 ) 映画