2013年07月24日

江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(前期)

7月24日(水)@浮世絵 太田記念美術館
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H250708edonobinanshi.html
江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(前期)

▲江戸の美男子-若衆・二枚目・伊達男(前期)@浮世絵 太田記念美術館▲

インターネットミュージアム
http://www.museum.or.jp/
の動画で鈴木春信の「桜」を偶然観て、大慌てで太田記念美術館へ。
ほとんどの展示が前期と後期とで、入替えになってしまうからだ。

江戸時代、こんな浮世絵を観て、みんなうっとりしていだんだろうなぁ。。。
描かれている美男子はもちろんのこと、そこに添えられている句も興味深い。

江戸時代に『当世風俗通』というスタイルブックのような本も出ていたというのだから、今も昔も本当にファッションとか恋愛とか、変わらないんだナァ。。。と感じる。

鈴木春信の「蚊帳の内外」
蚊帳の内の女/外の若衆
二人の気持ちには温度差が。。。
『猿猴捉月(えんこうそくげつ)』
分不相応な恋は身を滅ぼす

一つひとつの作品の背景=描写の背景&時代背景を、細かく観ていくと、時間がいくらあっても足りない。
後期の展示も楽しみだ。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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2013年07月21日

東京シティ・バレエ団創立45周年記念公演シリーズⅣ トリプル・ビル

7月21日(日)@ティアラこうとう大ホール
http://www.tokyocityballet.org/event/event63.html
東京シティ・バレエ団創立45周年記念公演シリーズⅣ トリプル・ビル

▲東京シティ・バレエ団創立45周年記念公演シリーズⅣ トリプル・ビル@ティアラこうとう▲

■第1部 「レ・シルフィード」
お約束の『白いバレエ』
コールドの質が高い、正統派のザ・クラシックバレエ。

■第2部
「マイ・セルフ」
舞台上に演奏者も一緒にあげてしまう演出
ピアノ演奏が、私の大好きな宮﨑あかね先生
私にとって、ビッグサプライズだった!!

「挽歌」
オープニングのBeatと照明が斬新
私の中では「秋」のイメージ
媚びることなく凛とした強さが印象的

■第3部
「ベートーヴェン交響曲第7番」
日本初演というだけあって、前評判&前日20日のSNSへの書き込みを見ても、評価は上々
私自身も、鳥肌が立った

ダンサーの運動量の多さ
『静止する』音の素晴らしさ
こちらも照明の使い方がみごと!

サイトウキネンフェスティバルでも、この演目、上演してほしい!!

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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2013年07月20日

戯曲リーディング◆アルベール・カミュ 『誤解』『正義の人びと』

7月20日(土)@シアタートラム
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/07/post_336.html
戯曲リーディング◆アルベール・カミュ 『誤解』『正義の人びと』

▲戯曲リーディング◆時代を築いた作家たち① アルベール・カミュ 『誤解』『正義の人びと』▲

初めてアルベール・カミュの作品に触れる。

『誤解』
『正義の人びと』
どちらも、人の死を題材とした作品。

私の想像では、カミュは日本が大好きで、「自決」に対し、強いあこがれを持っている。
しかし、ヨーロッパでの、宗教的な見地からみると、許されるものではなく、かなり周囲から異端視されていたに違いない。

個人的には、死生観に共感できる部分が、かなりあると感じたが。。。

役者が台本を手にしながらお芝居がすすむ『戯曲リーディング』
ある意味、受け手の想像力が掻き立てられ、感覚が研ぎ澄まされ、悪くはない。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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Posted by Girasole at 20:20 Comments( 0 ) 演劇

2013年07月17日

【Viva!イタリア】映画『最後のキス』

7月17日(水)@ヒューマントラストシネマ有楽町
http://www.vivaitaly-cinema.com/
【Viva!イタリア】映画『最後のキス』

▲【Viva!イタリア】映画『最後のキス』@ヒューマントラストシネマ有楽町▲


「日本語版字幕:山田 香苗」のオープニングの文字
私の現在のイタリア語の先生。
3本のイタリア映画『Viva!イタリア』の中から、たまたま選んだ1本が、先生の翻訳でうれしい。

ストーリーをひらたく言えば「あきらめの悪い大人とその家族のお話」
50歳の女は、夫と住む家を出て、かつての不倫相手のもとへと向かうが、あっさりと振られてしまう。
29歳の男は、恋人が妊娠しているにもかかわらず、18歳の女子高生と恋愛ごっこに夢中になる。

登場人物に、自分はもう若くはないと自覚させるために、鏡と写真が効果的に使われている。
みじめで、残酷で。。。なんとなく笑える。

一般的にイタリア人は軽いイメージだが、実際は保守的で家族を大切にする。
(と、この10年程、イタリア語を習いながら感じている)
この映画は、まさにそんなイタリア人の日常を映し出している。

エンディングは泣ける演出でも無いのに、なぜだか涙があふれる。
人生いろんなことがあるけど、それでも生きていく。。。

「珠玉のイタリア映画3本を一挙公開!!」 というキャッチコピーの『Viva!イタリア』
本当にいい作品だった。

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2013年07月12日

2013イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展

7月12日(金)@板橋区立美術館
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/schedule/now.html
2013イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展

▲2013イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展@板橋区立美術館▲

「絵本=子ども」 という概念は捨てたほうがいい。
むしろ、大人になって絵本をみると、レオ・レオニ 絵本のしごとを観たときも思ったが
奥深く、哲学を感じる

ボローニャ 国際絵本原画展は、絵本原画コンぺの入選作品による展覧会。
コンペに出展された作品の数々なので、強い情熱を感じる。
デザインとしても、表現手法としても、はっと驚かされるものがいくつかあり、
予想以上に大満足!!

日本人作家 喜多 木ノ実の描いた「ミネアポリス日本語補習校」は、
墨を使った新鮮な作品で、とてもお気に入り。
実際、喜多はミネソタ州セントポール市にある「ミネアポリス日本語補習校」の数学教師
▼ミネアポリス日本語補習校
http://www.minneapolisjapaneseschool.org/
▼喜多 木ノ実 Facebook
https://www.facebook.com/konomi.kita.5

展示室で流れているドキュメント映像の中で
イタリア語での会話に英語の字幕が付いていて、ちょっと苦笑い。。。

絵本作家 三浦 太郎がイタリア人編集者と「いつもはE-mailでやりとりをしている」
と言っていたが、映像ではイタリア語通訳が同席していた。
何語でメールをしているのだろう。。。?

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Posted by Girasole at 22:00 Comments( 0 ) 展覧会

2013年07月07日

ネビュラプロジェクトプロデュース公演「シレンシオ」

7月7日(日)@東京芸術劇場 プレイハウス
http://www.nevula.co.jp/silenzio/
ネビュラプロジェクトプロデュース公演「シレンシオ」

▲ネビュラプロジェクトプロデュース公演「シレンシオ」@東京芸術劇場 プレイハウス▲

8月のサイトウキネン
http://www.saito-kinen.com/j/program/play/
まで待てず七夕に、首藤 康之に逢いにゆく。

小野寺 修二の演出は、一人のダンサーが踊る時の体重移動を、
複数のダンサーで体現しているような面白さがある。

今回出演した女優 原田 知世。
舞台に出てきた瞬間、他の2人の女性ダンサーとは筋肉量が違い、細く華奢だった。
だが、私の想像では、原田はもっと踊れる。彼女の踊りを、もっと観たかった。

首藤のあいかわらずしなやかな肢体に、うっとりとみとれてしまう。。。

そして、河合 ロンという男性ダンサーもとてもよかった。
彼のプロフィールをみると、バレエダンサーではなさそうだが、
首藤に負けないくらい、いい動きをしていた。
河合 ロンの今後が気になる。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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2013年07月06日

女優・踊り子・バレリーナ -宮本三郎が描いた女性たち

7月6日(土)@世田谷美術館文館 宮本三郎記念美術館
http://www.miyamotosaburo-annex.jp/exhibition.htm
女優・踊り子・バレリーナ -宮本三郎が描いた女性たち

▲女優・踊り子・バレリーナ -宮本三郎が描いた女性たち@宮本三郎記念美術館▲

きょうは世田谷美術館の小金沢学芸員によるギャラリートーク。
通常、ギャラリートークといえば、展示室を足早に進み、作品の前で解説を聞く。
だが、今回は小さな美術館&参加人数が少数がゆえに、長椅子に腰掛けながら、
時折、作品の方向にカラダの向きをかえながら、話しを聞くことができた。
ある意味、とても贅沢な時間。

宮本三郎の妻 文枝は、モデルとなった女性たちのコメントから察するに、
まるでマネージャーのような存在。
宮本がデッサンをする間、モデルと会話をし、彼女たちをリラックスさせていたようだ。
宮本の没後、文枝が作品の管理もしっかりとしていたらしい。

『踊り子』の強いまなざしに圧倒される。

『黒鳥』に限らず『バレリーナ』シリーズは、舞台袖の鏡・照明まで、描かれていて、
おそらく、バレエダンサーに密着し、舞台リハや本番も、舞台袖から見ていたと思う。
ロートレックやドガのように。

実際、描かれているダンサーたちの名前は記されていない。
どんな人物だったのか、とても気になる。

宮本が描がいた女性たちは、みんな魅力的。
私も宮本に描かれるような、いい女になりたい。

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注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。

タグ :展覧会東京


Posted by Girasole at 18:00 Comments( 0 ) 展覧会

2013年07月03日

レオ・レオニ 絵本のしごと

7月3日(水)@Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_lionni/index.html
レオ・レオニ 絵本のしごと

▲レオ・レオニ 絵本のしごと@Bunkamura ザ・ミュージアム▲

私は祖父という存在を知らない。
私が生まれたとき、すでに祖父は二人とも他界していた。

レオニのデビュー作、『あおくんときいろちゃん』は、汽車の旅で孫たちが退屈しないように、
持っていた雑誌を手でちぎって、即興のお話を聞かせたことから生まれたらしい。
レオニがおじいさんだったら、どんなにしあわせだろうと、うらやましく思い、
また、レオニ自身も、孫の存在があったからこそ、絵本作家としての成功を手に入れたのだとも思う。
そんな祖父と孫の関係を、私も構築したかった。

国語の教科書にも登場する「スイミー」
スイミーの映像は、本当に海の中にいるようで、
ここで一日のんびりと過ごしたいと思う。

レオニはイタリア トスカーナで夏を過ごし、
アメリカ ニューヨークで冬を過ごし。
あこがれの生活だ。

アコーデオンを奏でる彼のポートレイトもダンディで、好き。

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2013年07月01日

武雄市長が語る「本の森―武雄市図書館から見えること」

7月1日(月)@代官山T-SITE 1号館
http://tsite.jp/daikanyama/event/001948.html
武雄市長が語る「本の森―武雄市図書館から見えること」

▲武雄市長が語る「本の森―武雄市図書館から見えること」 @代官山T-SITE 1号館▲

Facebook、市立図書館運営の民間委託と、地方自治体でずっと気になっていた武雄市。
東京にいながら、樋渡啓祐(ひわたし けいすけ)武雄市長の話を聴けることがラッキー!

実際のトークは、とてもカジュアルな空気の中で進む。

武雄市図書館に中には、スターバックスもあり、蔦屋書店もある。
http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do
革命的な図書館だ。

この図書館がモデルとしたのは、今回の会場である 代官山T-SITE。
CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)へ、委託契約するまでの経緯を聴いているうちに、
武雄市図書館の改革以上に、CCCが代官山T-SITEをオープンさせたことのほうが、
はるかに冒険だった気がする。結果的には、両者とも大成功だが。。。
http://tsite.jp/daikanyama/store-service/tsutaya.html

CCCの代表取締役社長兼CEO 増田宗昭にも、ぜひ会ってみたい!!
http://www.ccc.co.jp/

樋渡の放ったコトバで印象に残ったのは
「100の理論より1つの実行」

まさにその通り。
机上で鬱々と考え込むより、外に出よう。行動しよう。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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Posted by Girasole at 23:45 Comments( 0 ) トークショー

2013年07月01日

映画『ローマでアモーレ』

7月1日(月)@Bunkamuraル・シネマ
http://romadeamore.jp/
映画『ローマでアモーレ』

▲映画『ローマでアモーレ』@Bunkamuraル・シネマ▲

イタリア語クラスの友人に「楽しかったよ」とすすめられ、ル・シネマへ。
イタリア人の気質を表す言葉に
「Mangiare(マンジャーレ)Cantare(カンターレ)Amore(アモーレ)」
という言葉があるが、まさにそれを具現化した映画。

外国人の日本に対するイメージが「サムライ」「ゲーシャ」であるように、
外国人=ウディ・アレンがイメージしたイタリアが描かれている。

コメディ映画でありながら、やはり背景となるローマの街並みはステキ。

個人的には、ホテルの強盗役のリカッド・スカマルチョが好き♪
彼が出演している他の作品も観てみたい。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
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タグ :映画東京


Posted by Girasole at 18:00 Comments( 0 ) 映画