2013年05月25日

萬KENBUN録 レトロ建築再生ギャラリー <ダイジェスト版>

世田谷美術館開催のイベント
『萬KENBUN録 レトロ建築再生ギャラリー <ダイジェスト版>』 に参加
5月25日(土)
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/event/past.html

【奥野ビル】
中央区銀座1-9-8(旧・銀座アパートメント)
★小さな画廊がまるで『レンタルボックス』のように集結している。
奥野ビル

【第二井上ビル】
中央区茅場町2-17(旧・セーラー万年筆本社)
★ギャラリーやオフィスが入居。1FのBarが気になる♪
第二井上ビル

【ラディウム・レントゲンヴェルケ】
中央区 日本橋馬喰町2-5-17(旧・繊維問屋倉庫)
★白で手直ししているので、一見、新しい建物のように見える。
http://www.roentgenwerke.com/
ラディウム・レントゲンヴェルケ

【ルーサイト・ギャラリー】
台東区柳橋1-28-8(旧・市丸住居)
★今回は外観のみ見学だった。次回はぜひ店内へ♪
http://lucite-gallery.com/
ルーサイト・ギャラリー

【ギャラリー・エフ】
台東区雷門2-19-18(旧「竹長」内蔵)
★東京大空襲で奇跡的にポツリと焼け残った蔵を再生
http://www.gallery-ef.com/
ギャラリー・エフ

★キュレーターのizumiさんが魅力的。
http://colta.jp/interview/int11.html
彼女にまた会いに行く。話しを聞きたい。

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『新しい』と『古い』は対義語なのに、なぜか共生している印象を、どの場所でも感じた。
『直しながら使う』というギャラリー・エフのizumiさんのコトバ。
建築物に対するのヨーロッパ的な価値観を感じる。

通常美術館で開催される展覧会でも、じっくりと作品鑑賞をすると、時間がかかり、かなり体力を消耗する。
今回は、中央区⇒台東区と『展示』が広範囲で、本当に体力勝負だったw

注1)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注2)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。


Posted by Girasole at 23:45 Comments( 0 ) セミナー・WS

2013年05月22日

-暮らしと美術と髙島屋-世田美が、百貨店のフタを開けてみた。

暮らしと美術と髙島屋

5月21日(水)@世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

創業者 飯田新七から受け継いだ、商才と遊びごころの集大成
= 百貨店という名のアミューズメントパーク

展示室に入ってすぐ、創業時からの店舗の変遷がひと目でわかるジオラマがある。
うすうす気づいてはいたが。。。私、Girasole ジオラマに萌えます♪
作者は山本 高樹(やまもと たかき)
http://www.hiyori-geta.com/index.html
近いうちに山本の作品を観に、青梅の展示館にも出かけてみたい。

ビロード友禅≪世界三景 雪月花≫の3作のうち、竹内 栖鳳の『ベニスの月』を観て、
満月のヴェネチアはこんななのかなぁ。。。
夜の海に映る月は、ロマンチックだろうなぁ。。。と思い描く。

高島屋の過去のポスターで気になった2枚
●『手の表情美展覧会』(1929年 日本橋店)
「懸賞写真募集」と書かれているが、どんな写真が集まったのか。。。
●『信州善光寺御開帳記念』(1930年 大阪)
こちらのキャッチは『牛に引かれて』
「長野縣」が後援になっている。

今回のこの展覧会のポスター・フライヤーのエレベーターの画像に
『誠に勝手ながら面白い展覧会を開催しております。』 というプレートが。
百貨店の遊びコゴロをここにも見た。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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Posted by Girasole at 23:52 Comments( 0 ) 展覧会

2013年05月08日

MANSAI◎解体新書 その弐拾弐 『息』

MANSAI◎解体新書 その弐拾弐


MANSAI◎解体新書 その弐拾弐
『息~言霊・音霊(ことだま・おとだま)のリプレゼンテーション~』
5月8日(水)@世田谷パブリックシアター
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2013/05/mansai_10.html

[出演]
・野村萬斎
・八代亜紀
・やくみつる
「息」をテーマに、3人のトークショー。

冒頭でやくが、デパートで開催していた八代の個展で、葡萄の絵を購入したと発言。
TV番組中にサインをもらったとも。。。
サインをしてもらったのは、合羽橋でみつけた「あぶったイカ」の食品サンプル。
八代はきょうまで、ホンモノのイカにサインしたと思っていたらしい。
一方、野村にも彼が表紙を飾った週刊誌にサインをねだった。
「きょうは一番いい席でみられる観客の一人です」と、いかにもやくらしく笑う。

3月、野村がニューヨークのジャパンソサエティで公演をした『マクベス』の映像が流れる。
私の中で彼は、日本国内屈指のシェイクスピア研究家。
彼らしい舞台だ。

八代も同じ3月、ニューヨーク「BIRDLAND」でジャズシンガーとしてステージに立った映像が流れる。
「ニューヨークのためいき」と称されるヘレン・メリルと、「トーキョーのためいき」の八代とのデュエット「You'd be so nice to come home to」も。
なんと、この時、客席で野村が聴いていたという。
店内で、野村のようすを覗き見したい衝動に駆られる。

全体を通して、八代の魅力満載(萬斎ではなくネ!)のトークショーだった。
八代 亜紀=演歌のイメージだが、10代のころは、キャバレーでスタンダード・ジャズを唄っていたそうだ。
ジャズ・アルバム『夜のアルバム』 が気になる。

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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Posted by Girasole at 23:45 Comments( 0 ) トークショー

2013年05月02日

旅の文学 紀行文にみる旅のさまざま

静嘉堂文庫


5月2日(木)@静嘉堂文庫美術館
http://www.seikado.or.jp/010100.html
※画像の建物は美術館ではなく『静嘉堂文庫』

さすが文庫=『図書館』だけあって、所蔵品に『静嘉堂文庫』と朱色の蔵書印が押してあるものがいくつかある。
中には『阿波國文庫』『不忍文庫』と、別の文庫の複数の蔵書印が押されているものもあり、興味深い。

私は紀行文には、三種類ある気がする。
1)旅のガイドブック
★たとえば『ことりっぷ』たとえば『地球の歩き方』。。。
 さまざまなガイドブックがあるが、昔の人々も、やはり情報を欲していたにちがいない。
菱川師宣画の『東海道分間絵図』は、日本橋から京都までのロードマップ
地名の表記が品河(品川)、六江(六郷)と、現在と微妙に異なっている。

『江戸鹿子』は江戸 の名所旧跡にとどまらず、江戸の諸職業・諸商売について項目別に編集されていて、まるでタウンページのよう。

2)旅の記録
★SNSで友達に「みてみてー♪」と旅先の様子を伝えるように。。。
司馬江漢の『画図西遊譚』
先に発刊された『西遊旅譚』の「久能山之図」が、幕府の禁に触れて削除して再編集されたらしい。
「不適当な」何があったのか???気になる!

3)出張命令に対する業務報告書
★画も交え、現地の様子を詳細に報告。
樺太探検で教科書にも登場する、間宮林蔵の『東韃紀行』
現地の人々の暮らしの様子も伝わってくる。
今でいう国家公務員なので、帰国してから『旅費精算しなくちゃ!報告書書かなきゃなぁ。。。』って、けっこう大変だったと思う。。。w

★そして。。。漂流記
鎖国時代の日本人にとって、外の世界の様子を知るなんて、どんなにワクワクドキドキ、知的好奇心をくすぐったことか。。。

『環海異聞』
仙台藩領の若宮丸が暴風のためロシアに漂着。その乗組員の見聞記。
シャンデリアのついた舞台の上にいる男女や楽器を演奏する人々。
バレエの舞台に間違いない♪

注1)文中の敬称は、略させていただいています。
注2)あくまでも私、Girasole、個人の感想です。
注3)文中記載のURLは、許可をとっていないのでリンクを貼っていません。

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タグ :展覧会東京


Posted by Girasole at 18:19 Comments( 0 ) 展覧会